2007年11月4日


場所

街中

人物

太郎君

状況

いつもは見えていないものもの

本文

町中の交差点を歩いていると、太郎は面白い物を見つけた。それはクレヨンのような色をしたサンダルで、先ほどすれ違った若者がはいていた。

サンダルの輪郭は良く見えなかったが、無骨な印象があった。柔らかい石のようなイメージというのか。昔遊んだ、水に浸けておくと30倍に大きくなるおもちゃのような感じ。

それに、サンダルは今にも脱げそうな状態だった。とっかかりのないサンダルの表面は滑りやすいのだろうか。それとも、若者の性格の現れだろうか。

思いを巡らせていると、青信号が点滅し始めた。太郎は足早に交差点を駆け出し、歩道に戻る。

それから少しの間、すれ違う人の履き物に注意してみた。さっきの若者ほどの猛者はいなかったが、それでも意外と面白い物が発見できるものだ。

ピンク色のハートが付いたつやつやしたもの、アクセサリがたくさん付いているもの、わざと布地を破いて小指を見せているものなどなど。女性の方が多い気がするのはどうしてだろうか。傾向だろうか。