2007年11月11日


場所

食堂

人物

『僕』

状況

すげぇ山盛りのご飯を前にして

本文

僕は目の前にある一つの茶碗を凝視していた。それは何の変哲もない、至って平々凡々な茶碗だった。かかれている絵柄も普通の花柄だし、その大きさだって別にでかくはない。

しかし。しかしだ。問題はその内容物なのだ。

まさにてんこ盛り。いや、こいつに関してはそれすらも当てはまらないかも知れない。いったいどれほどの質量のご飯がこの茶碗に盛られているのか。そのご飯のタワーを箸でつまんでみると、とても堅い。どう考えても押し固められている。

さて、このタワーをいかですべき。ちなみに僕の周りにいる同じ部活の先輩達は軽々とこいつを処理している。え、これってどうやって口に運べば良いのですか? え、普通に食えと? はぁ。

覚悟をするしかないのだろうか。まるで死ぬまで甘いものだけを食べ続るように運命づけられたダイエット中の人のように。まさか、食べることがこんなにも苦痛になる日が来るとは。いや、これはもはや食べるという次元ではない。戦い。まさしく戦いなのだ。

意を決して僕は武器を取った。武器の名は『歳箸(さいはし)』という。