■場所
どこかの高校
■人物
『僕』と先生と部長
■状況
文化祭の準備をしている(最近祭りネタ多いですよね)
■本文
忙しいイベントが終わって、忙しい日常に戻る。それは意外にも違和感のあることだった。
学園祭の最中には、何が何でも失敗を犯さないと心に決めていた。僕は科学部に所属していて、その中でもドライアイスを使った展示品を作る係だった。この展示品は科学部を訪れてくれたお客さんなら誰でも遊べるものだから、しっかりと作らなければならない。それは部長からも言われていたことだった。
文化祭の三日前から僕は学校に泊まり込みだった。そんなことは初めての経験で、僕は色々な夢物語を想像したが、現実はかなりシビアだった。
授業が終わって部室に行くと、先生が待ちかまえていて、
「じゃ、早速始めようか」
と言う。僕はすぐにつなぎに着替えて鋸やらドライバーやらを用意する。それから夜の九時まで、ぶっ通しで作業をする。
そんなんだから、誰もいない校舎の中を探検するなんて考えられなかった。唯一の楽しみと言ったら、部長と先生の三人で食べる夕飯だった。
「ごはん出来たよ〜」
部長の合図で部室の隣にある準備室に行くと、食欲をそそるにおいがした。木屑や接着剤のにおいのする部室とは大違いだった。
それから、いつもは授業で使っている机の上で