2007年11月26日


場所

誰かの部屋

人物

『僕』

状況

悩みでもあるのだろうか

本文

甘えがある限り、同じ過ちを繰り返す。立ち止まっている限り、前に進むことは出来ない。周りの状況を無視するなら、一人で空回りをしてしまう。

諦めるのは簡単だけど、諦めないのは難しい。寄りかかりたいけど、何もない。走ろうとしても、壁を越えられない。

すべてが否定に彩られて、周りが見えなくなっているのか。それとも、自分を守るために周りを否定しているのか。

どうしても、考えがまとまらない。

静かな部屋、シンプルな机、金属で出来た電気スタンド。その明かりに照らし出されているノートには、様々な言葉が書かれている。乱雑にまき散らされたそれらは、昨日までに僕が書いたものだ。

……時間が流れているのか分からない。僕はただベッドに横たわり、机の上のノートを気にしていた。これ以上書くべきか、それとも書かざるべきか。

あまりにも静かなので、遠くを走る電車の音が聞こえている。それ以外は何も聞こえない。

どうしようもなく悲しくなって、僕は腹を括った。ベッドを軋ませて起きあがり、机の前の椅子に座る。万年筆を手に取り、キャップを外す。

悩んでいても仕方がない。今日もまた、このノートに自らの思いをぶちまける。そんなことをしたって、何の解決にもならないことくらいは分かっている。しかし、他に何をどうすれば良いというのだろう。

文字を書いてゆく。ひたすらペンを動かし続ける。それでも僕は、何かを感じることはなく、前に進むこともありはしない。

まるで蟻地獄だ。