■一言
設定を考えてみる今日の一文
■本文
『生命力変換装置』
生き物に備わっている『生命力』を物理エネルギーに変換する装置。変換によって取り出されるエネルギーは膨大だが、それに引き替え生命力を引き出された生き物は寿命が縮んでしまう。
これは、世界が平衡に向かっているという事実を利用した、画期的なエネルギー出力装置である。この装置の恩恵により、原子力発電という原始的な装置が存在していた頃に比べ、世界の環境汚染率はかなり改善されてきた。
しかし、この理想的な装置が誕生してから、批判的な意見が絶えず存在していたことも事実である。
生命力変換装置の稼動には雑草を用いる。エネルギーを取り出すためには、まず世界中のどこにでも生えているような名前も知らない草を摘み、装置の挿入口へと入れる。しばらく待つと、装置前面のディスプレイに様々な値が表示され、先ほど投入した雑草が装置下部の排出口から吐き出される。
驚くべき事に、これで準備は終わりである。最後にディスプレイに表示された値が、雑草から