■場所
ビル街
■人物
不明?
■一言
アクションに挑戦……
■本文
満月が天頂にのぼる頃、所々に明かりを残すビル群の間に、素早く地を駆ける影があった。影の数は多数に及び、まるで動く獲物にたかるハエのように組織的に動いていた。
影達の中心にいるのは、髪の長い人だった。顔に明かりが当たらないので、女か男かは見分けが付かない。その人は腕を大きく振り、全身を使って走っていた。
そして、その人の周りには多数の点がいた。光の加減か、その点はどれも漆黒の闇を現しているように黒く、底の見えない様子であった。それらは髪の長い人を追い回し、時に攻撃を仕掛けるかの如くその人に近づき、離れてゆく。
ふと、点のうちの一つが大きく動いた。疾走するその人の背後に勢い良く近づき、しばらくその状態を保っていた。やがて