■場所
野原
■人物
少年、犬、そしてロボット
■状況
追いかけっこをしている。
■本文
犬が野原を駆けていた。それを追いかけるのは一人の少年と、一体のロボットだった。少年は楽しそうに走り、ロボットは鋭敏な動きで少年の後ろを滑空していた。
やがて犬が足を止めた。後の二人も足を止め、犬の見ている所に目を向ける。すると、そこには他と比べて大きく草が枯れている部分があった。犬の背丈ほどの雑草が根本から枯れている。昔流行った除草剤を撒いた後のようだった。
少年がそこに近づこうとした。手を伸ばして、土が見えている地面に手を伸ばす。しかし、少年の手はロボットに阻まれて地面を触ることができなかった。
驚いたように少年がロボットの顔を見る。金属でできているその顔には、感情を表す代わりにただひとつ赤い光が点いていた。それで少年は、いま自分のやろうとしたことが危険なことなのだと判断した。
両者が手を