■場所
自分の部屋
■人物
なし(一人称すらない)
■状況
部屋の本を片付けている
■本文
畳んである段ボールを広げる。底面の足を折り曲げてガムテープで固定し、もう一方の足はそのままにしておく。ひっくり返してできあがり。なんてリーズナブルな収納グッズなのだろう、段ボールは。
部屋には、そうしてできあがった段ボールが十個程度あった。近くのスーパーでもらってきた物なので大きさはまちまちだが、頑丈な物を選んできた。ボール紙が二枚重ねになっている物だ。それらは、主に重い物――ミカンとか――が入ってきた箱に多い作りであった。
そろそろ良いだろうと一息つき、辺りを見回してから作業を再開する。まずは手当たり次第この部屋にある本を集めようと思った。本棚に置いてあるもの、ベッドの下に忘れ去られたもの、勉強机とタンスの隙間に詰めてあるもの……。いざ始めるときりがないことに気付く。しかし、やめるわけにもいかない。
結局、一時間程度をかけて、段ボールが七つも埋まってしまった。その中には学校の教科書や参考書も含まれているため、趣味で買った本は段ボール二個といったところか。それでも多い。いつの間にこんなに買ったのだろうと自問してみたくなるくらい、信じられない。
とりあえずセロテープで仮止めをして放っておく。次は割れやすい食器だ。