2008年3月22日


場所

病院の前

人物

男性なのか女性なのか書いていないのがおかしいかも知れない

状況

親が死ぬのがどうなのか

一言

この文章も分かりづらいでんす。反省(サルのポーズで)。

本文

しがらみに囚われたまま生きてきた。どうしようもない後悔の念ばかりを持っていた。白い壁に描かれている、のびのびとした子供の絵を見て考える。自分は、果たしてこの絵のように明るく元気に育っただろうか。素直でまじめに育っただろうか。いや、違う。自分はきっと、他者の影に潜みながら育ったのだ。

潮風が頬をなでて、いつの間にか辺りが肌寒くなっていることに気付いた。もたれていた壁に手をついて、その冷たさを感じる。それほど時間は経っていないと思うのだが、春の夕暮れはとても緩やかだ。もう暗くなっただろうと思ってカーテンを開けても、薄青い空が広がっているものだ。

首を振って意識する。手の触れている壁が、一体どのような施設の物なのか。自分はどうしてここにいて、これからどうしようとするのか。

しがらみ。

ずっと自分を苛み続けてきた言葉。いや、それはもはや言葉ではなく、一つの生き物のように体に住み着いている。人と人との間に生まれ、分裂することなくそのどちらかに住み着く生き物は、もうそろそろ追い出さないといけない。

昨日は雨が降っていた。でも、今日は朝方に雨がやんだ。朝起きて、澄み切った空気を寝ぼけた体に吸い込むと、ふるりと勇気がわいた。形容しがたい勇気は、しかし少なくとも回り巡る物を断ち切ってくれる物だと思えた。