■状況
眠いです
■本文
人が生きてゆく上で身につけた物は、いったいどのレベルから教わったのだろうか。ここでレベルというのは、人であったり人以外の物であったりする。
私たちが息をすることは親に教わった物ではない。これは生まれたときから私たちの体に備わっている物だ。すなわち生命の神秘に教わったと言っても良いだろう。
九九をすることはどうだろうか。これは小学生とかで先生に教わってお風呂かどこかでつぶやきながら覚えたものだ。つまり人から教わった物である。
こうやっていろいろと、自分の体に身に付いた物を一つ一つ検証してゆくと、人から教わった物の方が多いのではないか。箸を使うこと、服を着ること、言語を操ること、キーボードを打つこと、歩くこと、ご飯を食べること、寝ること、あぐらをかいて雑談をすること。
朝起きてから学校に行くまでに、どれほどの文化的な行動をしているのか。まるで途方もないくらいの数になる。つまるところ、私たちの生活には人から人へと受け継がれてきた物が重要な位置にあるということだ。
私たちは生命の一種である。犬や猿やミジンコと同じように地球上に棲み、地球上の他の物を利用しながら生きている。
それなのに、ずいぶんと多くの物を受け継いでいる。地球上にすむ他の生き物から教わるのではなく、人は人からとてつもなく多くの物を受け継いでいる。そうしてそれなしでは生きられないような社会に住み、これからもさらなる受け継ぎを作り出して生きてゆく。