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After Words

今回は、同人誌にも掲載されていた
悪ノリエンディング付きでお送りいたします(笑)。
(後書きの内容もちょっと同人誌の方とかぶる部分が
ございます。ご了承下さい。)

まずは…これは本来はマンガの前に書いた方が
よろしかったかもしれませんが、今回のお話は
シルバードが壊れた状態でエンディングを迎えた時の
「その後」でございます(実際のエンディングで
言いますと、クロノとマールの風船エンディングのヤツ)。
クロノ達が時間移動できなくなる状況でないと、
ストーリーが成り立たなくなると思われますので一応。

このマンガに関しましては、もうとにかく色々
『長かった』ですね。元になるネタが出たのが
1995年の5月頃でして、本の発行が1997年の8月。
もちろん、ずっとこればかりやっていたわけでは
ございませんが、何だかんだ1997年の春くらいまでは
ネームをうっだらうっだらやっておりました。
(1996年の海外旅行の際にも原稿用紙を持参して
行った事は秘密です・笑)
で、52ページという事で、いざ絵を描く段階に入っても
書いても書いても終わらないぃぃ〜〜状態で。
没になったエピソードも全部入れたら100ページを
超えていたかもしれない長丁場でございました…。

これを描いていた当時は「これが最後のカエルメイン本」
というつもりでやっておりまして、
とにかく後悔しないようにと当時可能な限り
描きまくったつもりでございます。
なかなか思うように進まなくて、描けなくて、
そのような事がとても苦しかったわけですが、
やはり描いている最中はとてつもなく楽しかったのも
事実でございます。その分やはり、思い出やら
思い入れも強い1本になりました。

思い入れも強いのですが、このようなものを
描くと、後で見返してみると照れまくったりする事も
ございます…今回はスキャンしながら、
画像加工しながら、そしてアップしながら
照れまくっておりました…あああああ。

この場をお借りしてバラさせていただきますが、
このマンガで1ケ所、大きなカン違いを
やらかしている所がございます。
思いっきり冒頭で、夕日が海へ沈んで行って
おりますが、トルースから見た海は東の方向…
西から昇ったお日様が東へ沈んでしまっているわけです。
こ、これでいいのだッ!!(切腹)

今回は、ゲームの中で描かれている事がたった1つで
(カエルの呪いが解ける場所が滝の前である事)、
あとは完全に私の連想ゲームでございます。
できるだけ展開やつながりがわかりやすいようにした
つもりではございますが、やはりわかりにくい部分も
多々あったと思います。ゲームでは細かい部分までは
描かれていなかったキャラ(現・騎士団長とか)なども
かなりオリジナル色が強くなってしまいましたし。
カエル(グレン)とリーネ様の関係も、うっかり
個人的趣味が出てしまいましたね…うあああ。

今回、呪いが解けるパターンという事になりましたが
もちろん、呪いが解けない「その後」もアリだと
私は思っております。そもそもカエル自身が
もうそれほどこだわっていないと思いますので。

色々至らない点や御不満も多々あるとは思いますが、
あるひとつの「答え」として、毎度のごとく
「こんな事もあったんじゃないかな〜?」という具合に
読んでいただけましたら幸いです。


スペースがけっこう余りましたので(笑)、
おまけ的に自己設定+αメモなどを。
(もちろん公式設定ではございません。念のため。)

●現・騎士団長はサイラスと旅立つ前のグレンとも
知り合いだった事になっております。
(48ページ目ですんなり「グレン」と出てくるのは
その関係でございます。)
彼はサイラスが騎士団長時代に一般団員(もしくは
副団長クラス)だったと思いますので、
それならば当然グレンの事も知っていたのではないかと
思いますので。

●描いている当時はさほど問題はなかったのですが、
クロスの発売で「エンディング後に魔王が帰った場所」に
ついて色々な解釈が出て来ましたので、もしかしたら
わかりにくい部分が出て来たかもしれませんが…。
このお話の中では魔王は古代に帰ったのだと、
そういう事にしておいて下さい。
(私は古代に帰ったその後にサラと再会できたのでは
ないかな〜と思っておりましたが。)

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