FINAL FANTASY 8

PS SQUARE 1999

まず事前のCMがすごかったですね。「eyes on me」にのせて、美麗ムービーがガンガン流れる。
放映回数も、かなりのものだったように思います。
事前からテーマの「愛」が全面に出されていて、正直、それが実際にゲームをやる事で
どのようにくつがえされるのかと期待していたのですが、結局そのままストレートで
終わってしまい、その点は残念でした。

8もとても楽しませていただきましたが、「もったいないな〜」と思った点が
多いのですよ。他のFFよりあまりいい印象は持っていないのも事実ですし。
まずザコ戦の時間が長くなってしまう事と、ドローの繰り返しなどで
戦闘が作業的になる事。これが「1回目はとにかくストーリーに専念したい」という
私のようなタイプには、非常に苦痛でした。
それから、私にはスコールの感情や行動の理由が後半あたりまで全く理解できなかったため、
感情移入できずにつらかったですね。彼がなぜ他人を遠ざけていたのかは、
プレイヤーにだけはもっと早い段階でわかった方が良かったと思います。
(雨の中で「お姉ちゃん」に語りかけるシーンなどは、もっと早い段階でも
別にネタバレにはならなかったと思いますので…)
それからアルティミシアの「悲しさ」を、もっと前面に出してもよかったのではないでしょうか?
サイファーが真にアルティミシアの魔女の騎士になるとか、そんな事もあって
よかったのでは…なんて(やや妄想)。
あとメインのSeeDキャラが全員イデアの家出身だった、という設定には
ちょっと無理がありすぎだったと思います。それで「久しぶりに集まった」と
いうのならともかく、偶然集まったというのが不自然すぎて。
G.F.による「忘れてしまう」設定も必要無かったのでは…?
魔女のセリフを中心に、グラッとくる言葉は多かったです。
魔女や魔女の騎士の設定あたりなどは、もうかなり好きですね。
もっと煮詰めれば、ものすごく生きた設定などもあったように思われて、
本当にもったいない気がします。

好きなキャラは、やはりラグナですね〜。スコールにとって「謎の人物」という
設定もさることながら、やはりあのキャラクターが(笑)。キロスとウォードとの
トリオも最高でした。ラグナサイドでもう1本、作ってくれないでしょうかね〜(笑)。

エンディングのビデオムービー調の進行や、大団円はいいですね。
ラグナとレインのシーンは、号泣モノでした。「eyes on me」も、
エンディングのバージョンの方が好きです。月夜のガーデンが
感動的に美しくて、サイファーやスコールの笑顔がうれしかったです。


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