FINAL FANTASY X
ネタバレ日記・1

 2→

2002年1月7〜10日

スタート前日、と言いますか、これをアップしたらスタートします(笑)。
(7日にソフト購入、8日にPS2を買いましたので、こんな日付けで)

FFを発売日に買わなかったのは1以来ですが、今回もなかなかいい感じに
情報を仕入れておりませんです。事前のイメージとしては、8のような感じの
物語(ティーダとユウナの恋愛がらみメイン)なのかな〜?という風に思っておりますが、
これがいい意味で裏切ってくれるといいなと思っております。

PS2の接続のチェックのために、オープニングデモのムービーだけは見ました。
仲間達との道中、おそらくシンの脅威にさらされて荒れ果てた世界と、せつない音楽、
多くは語らずにちらりと世界を見せてくれているのがいいですね〜。
やはり絵はとてもきれいなのですが、リアルすぎるだけ細かい所で
不自然さも目立ってしまっているかな…?と

それでは、旅立って来ます〜。

2002年1月11日

ゲームスタート〜ブリッツボール大会終了まで

そんなわけでスタートいたしまして、第一印象は「ファイナルファンタジー北の国から」(笑)。
…ティーダの語りが、何やら黒板純的な感じをかもしだしております。

初っ端っから怒濤の展開でグーな感じですやね♪
父の友人であるアーロンの謎の言葉と、見知らぬ異世界への旅立ち。
海の遺跡のあたりは私もまだゲームに対する戸惑い(まだ慣れていないという意味で)が
ありましたので、ティーダ同様、戸惑いながらさまよっておりました。
途中に出て来たアルベド語は、きっと後からなにか隠しイベントなどがあるのかも?と
ひたすらメモメモ。今回はどんな隠しイベントがあるのでしょうね?
最初に会う仲間がリュックだというのはちょっと驚きでした。
(普通は最初にビサイド島から、という感じになると思いますので)
リュックからこの世界と自分の世界との関係を告げられますが、
全く見知らぬ異世界ではなく自分(ティーダ)の見たシンによるザナルカンド破壊の光景に
直接つながる未来の世界という事で、よけいにショックが大きいですよね。

そしてビサイド島での出会い。今はまだ打ち解けられていなくて色々ありますが、
みんな根はいい人達のようですから時間が経って、本当に信頼できる仲間になって
行くのが楽しみです。

仲間達と旅立った先でシンに襲われ、キーリカでの大きな悲劇。
…一瞬前まで平和そのものだった村に、あんな悲劇が起こるなんて。
そして、それがこの世界の『日常』だなんて。
ユウナの異界送りのシーンは、前にテレビで見た事がありまして、
その時はただ「きれいだ」としか思っていなかったのですが、
本当は悲しい儀式だったのですね…。

そしてルカでのブリッツボール大会。またティーダのカッコイイ所が見られるのか?と
思っておりましたら、自分で操作しなければならないのですね〜ん。
操作になかなか慣れないのと、早く先へ進みたいのとで、結局ルカチームに
負けてしまいましたが、ここで勝つとまた細かい所で変化があるのでしょうね。

初日ですのでちょっと総括など。
ストーリーはひたすら突っ走るような派手さはありませんが、じっくり丁寧に
語られているような気がして…こんな感じ、私は好きです。
実は、あの絵柄でのフルボイスにはちょっと不安があったのですが(元々声付きのゲームは
自分のペースが乱される気がして苦手ですので)、あそこまで徹底していてくれると
慣れるといいますか、まあ、このゲームはこういうものなのだろうと切り替えられますね。

最初はマップ移動時の視点の切り替わりなどにちょっと戸惑ったのですが、
目的地を示したマップも表示されますし、まあ、そこは慣れればなんとかなりまして。
スフィアシステムも、思ったよりは覚えやすくてよかったです。
とにかくうれしいのは、戦闘中にメンバーの入れ替え可だという事!!
スフィアポイントの事もありますので、可能な限りどんどん入れ替えております〜。
各寺院での謎解きも面白いですね。破のスフィアで貴重なお宝GET!との事で、
半ば意地になって探し当てた時の喜びもひとしおで。
ブリッツボールは、1回目はちょっと置いといて2回目以降に極めたいと思います。

キャラもなかなかいい感じですね。
ティーダはただ明るいだけでなく、異世界に放り出された不安感だとか
故郷やお父さんへの思いだとか、そんなせつなさにもぐっと来たりして。
主人公はやはり彼のようにわかりやすいのがいいな〜。
ユウナも純粋でかわいいですし(ポリゴンで目だけ無表情なまま笑うのが
ちと気になりますが・汗)、ティーダとのからみも押し付けがましくなくて
いい感じに進展しておりますね。
体育会系のワッカ(ティーダもですが)にクールなルールー(この2人がいい感じなのも
嬉しかったり)、今は何を考えているのかわかりにくいですが、
きっと何か事情ありありなのだろうな〜と思われるキマリとか、
そしてオヤジビバなアーロンさんとジェクトパパ。
リュックもアルベド嫌いのワッカとひと悶着ありそうですが、早くまた仲間に入って欲しいです〜。
そしてそして、なにやら裏がありそうなシーモアさんと役者も揃った!!(←?)
今後の展開が楽しみです〜。

そんなわけで(?)、アーロンからジェクトパパとシンとの驚くべき関係が明かされた所で
旅の続きと参りましょう。

2002年1月12日

ミヘン街道〜ジョゼ寺院クリアまで

今日はのんびり街道を歩いて、すぐにジョゼ寺院なのかな〜?と思っておりましたら、
街道がえらい長くてなかなかたどりつかず…途中からチョコボに乗れるようにも
なっておりましたが、何となくチョコボに乗らずにさらに旧街道にも足を踏み入れてみたりする
始末…やたらに時間は食いましたがおかげでけっこうスフィアレベルやお金がたまりました〜。
今回、今の所お金には苦労しておりませんので、ついついオオアカ屋に
お金を貸しまくっているのですが、これが今後吉と出るのか凶と出るのか??

私もティーダ同様に10年前に倒されたはずのシンが今、何故?と思っていたのですが、
ここでやっとタネ明かし。
たとえユウナ達がシンを倒しても、『ナギ節』、つかの間の平和しか得られない。
でも、そのつかの間の平和がスピラの人々にとっては何物にも代えがたいものである。
…この物語の行き着く先は、どこなのでしょう?
そして、シンを倒したはずのジェクトが何故?

街道で聞こえて始めて来た討伐隊によるシン討伐計画の噂…
それがあんなにも悲しい展開になってしまうなんて。
シーモア達老師も裏でからんでいるのに、自分達の手は汚さない。
犠牲になった者達に対して痛みすら感じていないようにも思えて、
やはり彼等にはどうもうさんくさい所があるように感じます。

これまでは氷山の一角のような部分しか見せてこなかったシンも、ここでその全貌を
見せてくれましたね。その比類なき強さや、恐怖や、無慈悲さと一緒に。
そんなシンそのものの存在に、そしてそのシンが自分の父親なのだという事に
恐怖とも混乱とも何とも言えない思いを抱くティーダの叫び。
様々な人々の様々な思いも交錯して、胸が一杯になるイベントでした。

その後のジョゼ寺院の謎解きが、これまたなかなか苦労したりして。
奥の扉を開く所まではすんなり行ったのですが、スフィアを2つはめたままの祭壇を
穴にたたき落とすなんてバチ当たりな事、なかなか思いつきませんぜい、だんなぁぁぁ〜。
(閉まる扉の下に祭壇を置いて、閉まらないようにしようとした人間が何言ってんだか・笑)
ここでもかなり時間を食いましたが、なんとか自力で突破いたしました…。

ここへ来て急におしゃべりになるキマリ…しかもけっこうくだけたヤツだったんスね。

昨日から気にはなっていたのですが、ティーダの「北の国から」語り(笑)は
過去を回想しているような口調になっているのですよね。
その彼と同じようにこの物語の全てを体験した後に、2回目、3回目と
やる時になって初めて、語られる言葉の本当に意味するものや彼の気持ちが
わかるのでしょう。

さて、それではジョゼ寺院を旅立ち、旅の続きと行きましょうか。

2002年1月13日

幻光河〜飛空挺乗船まで

今日は色々あり過ぎて、書く事も一杯です。

シパーフで幻光河を渡り、ここでようやっとリュックと再会。ひとりだけステータスが
どんと低いリュックを育てるのには不安もあったのですが、
そこはちゃんと考えてスフィア盤を構成してくれているようで、すぐに最前線で
使えるようになりました。アイテムを盗みまくってくれるので大助かりですし。

グアドサラムに入っていきなり、ちょっとシーモア様!!シーモア様!!ってんで…
世界一マイペースで気の早い男からのプロポーズ、ユウナの結婚ばなし。
ユウナは本当にいい意味でも悪い意味でも生真面目な純粋な子ですよね。
自分の気持ちよりもみんなの幸せな気持ちの方を優先させようとする。
彼女の場合は偽善ではなくて、根っからそういう性格なのでしょうね。

シーモアに見せられたザナルカンドのビジョン辺りには、ちょっとツボを突かれて
クラクラしてしまいました…。ユウナレスカとゼイオンの伝説…
1000年も前の『伝説』なのに、ティーダにとってはスピラよりも
近い未来のお話なのですよね〜。
アーロンの秘密もここら辺でちらほらと…彼は、本当は
異界から迷って来ているのでしょうか?

異界に行ったメンバー達は、それぞれの過去に対して色々吹っ切れたようで。
フラタニティが、急にパワーアップしていたのでびっくりしました(空枠はあるのに
改造できなかったので、何かあるのかな〜?とは思っておりましたが)。
ワッカやルールーのチャップに対する思い、そしてティーダのお父さんに対する思いが
ひとつ、吹っ切れた事が形に出たのでしょうね。
ティーダのお母さんはお父さんの失踪後、程なく亡くなったようですので、
ティーダとアーロンの関係と言いますか、暮らして来た時間というものは
ただの父親の友人というよりもずっと深いものなのかもしれませんね。

そしてマカラーニャ寺院への旅。
異界を経て、ワッカはティーダに弟を重ねる事はなくなったと思いますが、
それでも時折見られるこの2人の『体育会系バカ兄弟』っぷりは最高ですね(笑)。
ところで、雷平原のあやしい石碑がサボテンダーに見えるのですが…。
石碑の前に立ってわざと雷に撃たれてみたりしたのですが、何も起きませんでした(泣笑)。
何やらまた隠しイベントの香りですかね〜。

10年前のアーロン達の旅の物語もいいですよね〜。ハリポタじゃないですけど
これも『親世代』でしょうか。(アーロンはティーダの『偽父』っぽいし・笑)
若かりし頃のアーロンは、今のシブさからは想像もつかないくらい、青かったのですね。
共に旅をした2人の友がいなくなってしまい、彼等との約束を果たすために
ひとりここまで来た。彼の背負うものも、並大抵のものではありませんよね。
そしてティーダは、父親の悲しさ・寂しさを知る。

マカラーニャ寺院に到着して、事態は急展開。
ジスカルが死んだ時の事情、そしてシーモアの策略はだいたい予想通りでしたが、
グアド族みんなグルですかい…まあ、まだ返事もしていないうちに
ユウナとシーモアの結婚のうわさを広めているあたりから好かない人々では
ありましたが。シーモアを殺め、反逆者として追われる身となったものの、
それでも共に前に進める仲間がいるのはとても頼もしくて、嬉しい事ですよね。
落ちた湖の底で出会ったシン=ジェクトの「息子の手にかかって
全てを終わらせたい」という願いとそれを聞き入れようとするティーダ。
ここまで来て本当の父の気持ちがわかってきたのに、父親と平和に暮らす事はもうできない。
それが父の最期の願いならば、せめて聞いてやりたい…でも、やはりとても悲しいです。

オアシスでひとり目覚め、いきなりズーが襲って来てどうすれバインダー(笑)状態の所に
助けに駆けつけてくれたアーロンとルールー、カッコ良くて、そしてとてもうれしかったです。
砂漠をさすらううちに他の仲間とも再会…でも、ユウナだけがいない。
離ればなれになって、ティーダも自分のユウナに対する本当の気持ちがわかったのでしょうね。

再び『故郷』を襲われ、失わなければならないリュックの悲痛な気持ち。
でも、ワッカのアルベド族に対するわだかまりもやっと消えたようですね。
アルベルのホームで究極召喚を行った召喚士の運命を知った時のティーダの叫びは
本当につらかったです。ユウナの覚悟を受け入れなければならなかった
ルールー達の気持ちも、ドナやイサール達召喚士の覚悟もまた、心に痛かったです。

リュックの父・シド達と、ユウナを探しに飛空挺で空へ。
(ユウナとリュックは従姉妹同士なのですね)
アルベド語辞典を入手するのをだいぶ飛ばしてしまっておりますので
(けっこう細かく調べているつもりなのですが…)、シドやアニキのセリフが
通訳なしではわからないのが残念です〜。
シドもまたビバなオヤジですよね〜♪ そんなオヤジに「ユウナは死なせない」と
啖呵を切ってみせるティーダ、うれしかったです。

…さて、ユウナを探しに旅立ちます。早く彼女と再会できますように。

2002年1月14日

聖ベベル宮突入〜ガガゼト山入口

ユウナの事が気になりながらも、飛空挺の中でしばしの休息。
ああ、アルベドの人の言葉がわからないのはやはり悲しい…。
アルベド語辞典をちゃんと取っていれば、わかるのでしょうね〜。
まあ、それは2回目以降のお楽しみという事で。

ベベル上空でのバトルの後、ワイヤーを滑ってベベル宮突入!!カッコイイな〜、みんな。
説明書の婚礼衣装の女性(ユウナとまではわからなかった)はどこで出てくるのかと
思っておりましたら、やっとお目にかかれました。
やっぱり死人として生きておったかリアルムービーであやしさムンムンなシーモア様。
みんなを人質に無理矢理キスを奪うか…この腐れ外道め。
ユウナが「飛ぶ」と言った時、まさか彼女にはまだ隠された秘密がッ!?とか
一瞬本気で考えてしまいましたが、ああいうオチだったのですね。
かわいいなあ〜、ヴァルファーレ。

結局、寺院の真実の姿がわかり、彼等の目的(マイヤとシーモアでまた目指すものが
違うようですが)もわかった所で、ユウナも彼等とは完全に決別。
イサールに、どちらが正しいのかがわかってもらえなかったのがつらかったです。
小林幸子(笑)シーモアを何とか倒す事はできましたが、ユウナが彼を異界送りしている
シーンはありませんでしたし、元召喚士の先生からキノックの死の話は聞こえて来たものの、
シーモアの話はありませんでしたので、おそらく彼はまだこの世に留まっているのでしょうね。

慌ただしくたくさんの事がありましたが、ようやく全員揃って森で休息。
ティーダとユウナも、やっとお互いの思いが通じたようですね。
(キマリのあの笑顔や、2人の毒気にやられて照れているリュックがかわいい・笑)
そしてそして、やはりユウナは旅を続けるのですね…。

ナギ平原に入り、ベベルとザナルカンドの昔の機械戦争の話。ちょっと疑問なのは、
この話をなぜティーダは知らないのかと言う事。1000年前と言っても、ティーダが
スピラに飛ばされた後のお話なのでしょうか?

ガガゼトに向かう前に、ルールーと何やらいわくのありげな谷底の洞窟へ。
そこで出会ってしまいました!モルボルさんに…「い〜〜や〜〜〜!!」(ムンクさん)
たまたまユウナがオーバードライブしていてくれたので、バハムートさんにちゃっちゃと
メガフレアお見舞いしてもらいましたが。
そして続けて登場!トンベリさん…「い〜〜や〜〜〜!!」(ムンクさん再び)
バトルメンバーにほぼいずっぱりのティーダにくらう「みんなのうらみ」は
さすがにきつかったですが、いつものトンベリさんよりも手ごたえがなかったかな・・・?と
ルールーが守れなかった『先生』との悲しい戦いの後、どんな祈り子様なのかと思いきや・・・
召喚獣・ようじんぼう(仮名)。…しかもただの守銭奴おやじかッ!!
先生とのバトルの時にちっとも役に立ってなかったくせにッ!
(あんたの犬の方がよっぽど働いてたわい!!)
…とりあえずおっさんは放っておいて、お宝だけもらって出て来ました。
おっさんはまあ、お金が余って困るようになったらね〜。

そしてキマリの故郷・霊峰ガガゼトへ。
ロンゾ族はとても厳しいけれど、思いが通じれば信頼できるいい人達ばかりのようですね。
ビランもエンケも、コトが決着してしまえば実はいいヤツですし。

…とうとう目前にせまったザナルカンド。ティーダの故郷であった眠らぬ街の面影は
1000年の歳月でおそらく残ってはいないでしょうが、そこに何があるのか?
様々な思いを胸に、旅を続けましょう。

2002年1月15日

霊峰ガガゼト〜エボン=ドームでユウナレスカと…

ザナルカンドへの道の最後の難所・霊峰ガガゼト。寒さなどの厳しい環境で、
あともう少しというこの場所で命を落とした召喚士やガードも少なくないのでしょうね。
途中で見つけたブラスカからユウナに宛てられたスフィア…残念ながら
「だいじなもの」としては入手できないのですね。(まあ、入手しても
くり返し見られるわけでもありませんので…)

頂上近くで出ました!!日本一(?)のスカし男!!や〜っぱり未練たらたら
まだこの世におったか。しかも今度は合体メカかッ〜〜〜!!
…ここでこのゲーム初めての全滅をくらいました…(しかも2回)。
本当にティーダの言う通り、「もう邪魔すんなよ!!」ですが、そこはシーモア様、
またもや涼しい顔してさっそうとご登場、そしてラストバトルまで
ランデブ〜してくれそうな予感がいたします…。
それにしても、ザナルカンド・エイブスの名前を聞いただけでティーダの素性がわかる
シーモア様。…きっとジェクトパパがそれだけおしゃべりだったって事でしょうね。
「俺、シンに近づきすぎて、毒気で頭グルグルでよ〜〜」とか何とか言って(笑)。
みんなにも、ジェクト=シンであるとわかってしまいましたが、ワッカがちょっと
複雑な心境である以外はみんなの覚悟も状況も変わらないようで。…良くも悪くも。

祈り子に触れ、気を失ったティーダが眠らぬ街で知る真実。
…ああそうか、それでティーダは1000年前の機械戦争の事を知らなかったのですね。
何だか頭が真っ白になってしまいました。夢の中だけの存在であるはずのティーダやジェクトが
なぜスピラで存在していられるのかとか、理屈で考えるとまだわからない所がありますが、
とにかくあの祈り子の語った事は事実なのでしょう。
彼等が夢を見る事をやめた時、ティーダの存在もまた消えてしまうのでしょうか?
…そんな悲しくて虚しいオチだけは勘弁して欲しいです。
あの祈り子の少年の「君はもうただの夢じゃない」という言葉を信じて。

ユウナが落とした、彼女から仲間達に宛てたスフィア。
ユウナは、あの夕日の日にはすでにティーダに特別な思いを抱いていたのですね。
うれしいけれど、とても悲しくて、せつなくて。

そしてとうとう、ザナルカンドの目前・オープニングのあのシーンへ。
ティーダがこれまでずっと過去の思い出を語っていたのはこの時だったのですね。
思い出を語るのは、もうおしまい。ここからはまぎれもない『今』。

ザナルカンドの遺跡に足を踏み入れ、広がるのは1000年前に崩壊した街並。
それなのに懐かしく感じるのはなぜなのでしょう?
1000年前、ティーダは実際にはこの街にはいなかったけれど、当時はおそらく
彼の記憶の中のままの眠らない街だったのでしょうね。

エボン=ドームで見る様々な過去の記憶の幻影達。…シーモアを
ああまで歪めてしまったのであろう記憶。たとえ一時的なものであろうと
世界に平和をもたらそうと、自らを犠牲にして来た者達の記憶。
…そして、父達が歩んだ道の記憶。
その最終目的地に待っていた『究極召喚』が、あれだけ求めて来たものが、
結局何の解決にもならない虚しいだけのものだったなんて…。
ここまで来た仲間のうちの誰かを犠牲にしなければならない、いや、犠牲になるだけでなく、
次のシンにしてしまう。目的のためなら自らを犠牲にする覚悟はできていたユウナも、
さすがにそれには反発してくれましたね。
かつて青かったアーロンはユウナレスカに立ち向かい、今、青いティーダもまた
同じように立ち向かう。アーロンがその手から取りこぼしてしまった
取り返しのつかないものたちを、ティーダは決して手放さないように、仲間と立ち向かう。
絶対的存在だと信じていた寺院に裏切られ、そして今また、ただの、
自分の理想を押し付けるだけの亡者と成り果てたユウナレスカにも裏切られる。
もう怖いのは、失意のうちに仲間を失う事だけ。でも今はまだ、仲間はすぐそばにいて、
共に戦っていてくれる。だから怖いものなんてない。

「物語を動かす時だ」
アーロンさん、かっこいいッス。みんなも素敵ッス。
誰かの物語の中で誰かの思い通りの物語を演じるのではなく、誰のものでもない
自分の物語を作り描いて行くために、仲間達と。

…だからユウナレスカ様、ラスボスでもなさそうなのに3段階バトルはや〜〜め〜〜て〜〜〜。
(3段階目でオーバーデスを全員パーフェクトにくらって全滅しました…
3段階以上あったらテレビの前で暴れます・泣笑)
そんなわけで、亡者タコ足女をタコ焼きにして踏み越えて行くのは、また明日。


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